十日町青年会議所

 
 
 
俵山 修司 委員長 
社会開発委員会
基本方針

 平成の大合併と称し、私達の住む十日町市も統合され早くも4年目を迎えます。行政運営も効率的にスリム化され、住民の多種多様なニーズに応えたより良いサービスを受ける事が出来ますが、それでもこの地域が抱えている問題はたくさんあります。「自分には関係無いから」「誰かがしてくれる」と言った、全てを行政や有識者だけに任せ、自らが住むまちに対して考え、意見する意識を放棄するのではなく、老若男女関係なく民と官が「協働」した市民主導型のまちづくりが求められていると推察されます。

 2014年問題と称される、北陸新幹線の開業に伴うほくほく線沿線の今後、県立十日町病院の移転改築問題、大地の芸術祭の今後の在り方等、私達の住む十日町市・津南町の独特な且つ、生活に直結した問題が山積みになっているのが現状です。
 本年度社会開発委員会では、私達が住む町の現状や各種問題を把握し、住民一人ひとりが考え、意見出来る場を設けます。パブリックコメントを聞く仕組みとして、公募型の市民会議やアンケート調査などがありますが、結果的に初めからその事に関心を持っている一部の住民や団体の意見しか得られない。アンケート調査では幅広い意見は得られるが、根幹の部分に欠けるデメリットがあります。よって参加者を無作為抽出した「市民討議会」と言う手法を使用し、住民の声をまちづくりに反映出来る仕組みを構築していきます。
 また本年度は首長選挙が実施されますが、上記に挙げた問題以外にも次期首長に託される物が多様にあります。そこで住民の声を聞いてもらう為の大切な選挙になります。選挙の為の曖昧な公約や抽象的な主張ではなく、具体的な施策(マニフェスト)を各候補者から掲示され討論して、はじめて私達有権者が一票を投じられます。無駄の無い住民参加型の政策実現を目指し、その有権者一人ひとりの一票を有効に信託してもらう為に、マニフェスト型の公開討論会を実施します。

 まちづくりの答えを追及し、正解を導く事は非常に困難な事だと思います。しかし十日町市・津南町の住民一人ひとりが世代や背景を超えて同じ問題について考え議論することで、参画意識の啓発に目覚める事が出来ると考えます。また民と官が情報を共有していることで、今後発生してくる問題にも前向きに起ち向かう事が出来る地域創造を目指します。


事業計画

1.各種問題の把握と市民討議会の設営・実施
2.首長選挙マニフェスト型公開討論会の開催



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