地域の活動力である財源。自主財源比率が低く、多くが依存財源での財政運営状態。これが私たちの愛する地域の現状です。２０１３年の７月参議院選挙における政権交代によって、地域主権の議論がますます活発になり、私たちの地域にも大きな転換期を迎えることになると考えます。この地域で人生を全うしようとしている人材が集い、運動を展開する私達は、時代の流れを読み地域のビジョンを発信する必要があると考えます。
　新たな展望に向けて行われた、５市町村による合併協定調印式。私たちの地域に大きな被害をもたらした「中越大震災」それから１０年の月日が経ち節目の年を迎えます。この節目の年に、様々な社会情勢の中で地域の発展を願った先人の歩みによって、築かれた十日町市、津南町の歴史・伝統・文化を改めて学び、この学びを活かし、十日町市、津南町そして、これらとつながる各地域の文化等が互いに影響を受け、新たな文化や交流、ビジネスの機会に発展するよう有機的につなげ、どんな時代背景におかれても愛される地域社会が描ける、新たな機会を創りだす場を提案します。地域の節目の年とともに、我々青年会議所も法人格の移行による新たな節目の年を迎えます。この地域を明るい豊かな社会にすべく、英知と勇気と情熱をもって地域に信頼と共感される。より良い運動、活動がつなげられるように組織運営の在り方や公益法人としての適正な運営の在り方を学び取り組みます。
　先人の経験と知識を学び、様々なつながりを持った新たな機会の場を創りだすことで私たちの地域に新たな発展が生み出され、どんな時代背景におかれても、この地域に行ってみたい！住みたい！と感じてもらえる幸福度の高い地域の確立に繋がると考えます。