公益社団法人 十日町青年会議所
第59代理事長
大島 博
大島電気株式会社

スローガン
Catch The Moment
〜今この時を逃すな〜


理事長所信
【はじめに】
 私たち公益社団法人十日町青年会議所(以下、十日町JC)は、昭和32年に全国115番目、新潟県では3番目の青年会議所として「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」という三つの信条のもと、より良い社会をめざし誕生しました。以来、地域のリーダーとして、明るい豊かな社会をつくるという普遍的な想いと積極的な行動力によって、時代の流れをつかみ運動を展開してきました。今年度も変わらぬ想いと積極的な行動をもって十日町JCがより地域に必要とされる組織の確立に向けて、行動を起こしていきます。
 我々の愛する地域は、滔々と流れる大河信濃川、苦難とともに楽しみをもたらす雪など、豊かな自然と共存することで多くの文化や産業が生まれてきました。我々が愛するこの地域を次の世代へと引き継ぎ発展させるべく、青年会議所を通して培ってきた経験やつながりを活かし、運動を行っていかなければなりません。


【ふるさと意識の醸成とまちの魅力創出】
 全国の高齢化率と高齢者数は今後更に増加すると想定される時代背景において、私たちの地域は全国の平均を上回るペースで進むと予想されています。しかしその反面、この地域の伝統や文化といった地域の誇る魅力を語り継ぐ仕組みが失われつつあり、この地域が魅力あるまちではないかのように感じる若者が増加してきています。自らのまちに魅力を感じないまま育ち、郷土に対する誇りや、愛着を身につけないまま、都市部に流出することで地域の魅力が埋もれてしまう状況になってしまいます。自らのふるさとが魅力あふれる郷土であることを感じてもらう運動を行い次の世代へとこの地域の魅力を引き継いでいきます。
 今年度この地域では、2000年より3年ごとに開催され、今では国内外より約49万人の来訪者が訪れる「大地の芸術祭」の開催や十日町の姉妹都市であるイタリア北部に位置するコモ市との友好都市締結40周年を迎えるなど、この地域に多くの交流が実現します。地域住民、自らがこの地を訪れた人に地域の魅力を発信し、十分に感じてもらうことで交流人口の増加、ひいては定住人口の増加へとつながることで新たな感性が生まれ、更なる地域の創出と発展につながると考えます。


【未来に向けて地域をつなぐ】
 私たちの地域に死者も出る人的被害と1200棟を超える居住家屋の全半壊の被害をもたらした「中越地震」から10年が経過した2014年の10月23日、永くこの地域を守ることを目的とし、十日町JCは社会福祉法人 十日町市社会福祉協議会と特定非営利活動法人セーフティネットぼうさいの2団体と連携し、それぞれの特色を生かした防災ネットワークの締結をいたしました。未来の担い手である子どもたちに、この地域を受け継ぐためにも新たに結ばれたネットワークを確固たるものとするべく取り組んでまいります。


【会員拡大と組織の活性化】
 青年会議所(以下、JC)は“明るい豊かな社会”の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感をもった20歳から40歳までの指導者たらんとする青年の団体として発祥しました。全国のJCが抱える課題の一つであると同様に私たち十日町JCもメンバーの減少や、在籍年数が短いメンバーが多くなってきています。これは同じ志のもと多くの考えを持って、地域に求められる運動を展開する組織の低下につながります。明るい豊かな社会の実現に向けて一人でも多くの知恵と行動が必要です。志を同じうする者と明るい豊かな社会の実現にむけて会員拡大に取り組みます。


【個人の成長による組織の成長】
 全世界133の国と地域にあり、どのJCに入会しても、明るい豊かな社会の実現から恒久的な世界平和へ向けて、誰でも等しく与えられる「個人の機会」「地域の機会」「国際の機会」「ビジネスの機会」の4つの機会を有効に活用することで、会員の成長につなげます。今年度は、全世界133の地域にあるJCのメンバーが集う「国際の機会」をより身近に感じることができるJCI WORLD CONGRESS(JCI世界会議)が同じ北陸信越地区である石川県の金沢市で開催されます。また十日町JCでは2005年以来10年ぶりに公益社団法人日本青年会議所北陸信越地区新潟ブロック協議会に会長を輩出しますが、このことは十日町JCに今まで以上の経験と成長をもたらします。2015年度のJCで得られる機会を有効的に活用し、組織の成長につなげます。


【結びに】
 「人生で大切なのは、ただ生きたということではない。自分の人生を通じて、他の人々の人生をいかに変えることができたか、それが重要なのだ。」ネルソン・マンデラ


明るい豊かな社会づくりに向けて運動を展開する私たちは、会員一人ひとりが行動を起こし、関わる人に変革をもたらすことが重要です。もちろん、人に変革をもたらすということは自分自身が成長や変化をしなくてはなりません。変化を恐れず限られた期間で得ることのできる機会を自ら掴んでいきましょう。人は多くの関わりから学び成長します。私たち一人ひとりの成長は組織の成長となり地域の成長に必ずつながります。この地域を次世代につなげるべく、ともに時間を共有し行動を起こしましょう。

執行部メンバー
直前理事長 小山 大志 有限会社小山土木
副理事長  岡村 義宏 株式会社ベストライフ
副理事長  重野 剛基 株式会社大野屋重機建設
副理事長  長谷川吉徳 株式会社長谷川砂利
専務理事  金子 義勝 株式会社カネコ商会

〒948-0088 新潟県十日町市駅通り17番地 十日町商工会議所内
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